あるはるかのさえぐさです。 頭が痛とみのかまたりである。読みは「いたとみのかまたり」である。痛とみ、の部分はどうにでも改変可能である。眠いときは眠たみのかまたり、もしくは眠とみのかまたり、辛いときは辛とみのかまたり、嬉しいときは嬉しみのかま…
あるはるかのさえぐさです。 「台風が来ると冷凍ドリアが食べたくなる」 というような一文が、頭に浮かぶ。たしか銀色夏生著・「ミタカくんと私」にこのような文章が出てきて、これを読んだわたしは早速真似をして、台風が来るチャンスがあると、「冷凍ドリ…
あるはるかのさえぐさです。 またTwitterをあんまり見なくなってしまった。開会式にまつわる諸々の事柄が起きてから、Twitterを見ていると、訳がわからなくなっていくので、見るのをやめてしまった。 Twitterはわたしに知らない世界をもたらしてくれる一方で…
あるはるかのさえぐさです。 日々はもうすでに夏の盛り。青い空に白い雲、じっとりした湿度に灼けるようなアスファルト。繰り返された記号のような夏に、今年も息をしている。 ぷりぷりと怒りながら自動販売機の下を器用に折り畳み傘の柄でまさぐる男性とす…
歌声を奪われた歌姫はただの姫になり 年を重ねやがて躯体だけが残る 躯体はまだ息をし、 死ぬことを知らない 歌声を奪われ姫でなくなった躯体に 呼びかける名を他者は持たない 呼称のない躯体はただそこに「ある」 呼称のない躯体はそれでも息をするし食事を…
あるはるかのさえぐさです。 職場に大好きな先輩がいる。齡70歳オーバーの、きつねさん(仮名)。 きつねさんはいつも優しい。何かと気にかけてくれる。8時間勤務ができたりできなかったりするわたしを、唯一、受け止めてくれている。それは、きつねさんの近く…
なんにも言葉が出てこなくなった。凪。 なんにも出てこないときは、なぜだかよく眠る。眠っても眠っても眠くて、ただずっと途切れずに眠りの中にいたい、と思う。 本を読んで、目が滑るけれど、読む。読み始めると読み終わりたいという欲求があるから。途中…
あるはるかのさえぐさです。 梅雨が明けた。すっかり猛暑だ。途中経過というものをすっ飛ばして、夏はいつでも全力で日常を塗り替える。炎天下のマスクは死を予感させるし、それは冷房の(ほぼ)効いていない室内でも同じこと。だから、本当に早朝の、まだオフ…
朝から駅で大きな声が聞こえる。 ベンチに腰掛けた方が、電車に乗ろうとしている方になにかくだを巻いている。 と、書いたときに、ベンチに腰掛けた方をどちらの性別かと思いやすいかと言えば、多分、残念ながら、「男性」だろうと思う。 でも今朝は違った。…
あるはるかのさえぐさです。 メロディが思いついてもコードがつけられない、という状態で宙ぶらりんのまま生きてきた。コードをつけるのは同じバンドのメンバーの岸田くんのほうが、遥かにセンスがあるからだ(それがなければ一緒にやってない、プラス人間と…
大器晩成、と、大抵どんな占いにも書かれてきた。そういう星なのだそうだ。だから納得してきた。様々な結果に納得してきた。熟していないのだ、達していないのだ、何か足りないのだ、今ではないのだ、まだ「成長」しなければならないのだ、そのためにはまだ…
あるはるかのさえぐさです。 己の価値観が「なにか」とずれており、ずれていることはわかっても修正することができず(修正しようとした時期もある、その痕跡もある、が、どうしようもないとわかった)、スキルは金になるほどでなく(金になるほどにスキルを磨…
あるはるかのさえぐさです。 昨日遅ればせながら、先週金曜日のポッドキャスト「Over the sun」を聞いた。 そこで語られていた「こんばんは!星野源でーす!」マインドは、気付かされることが多かった。ドーム級のツアー、人気ドラマの主演、本も書く、なん…
そういえば今日は七夕でした。 改札から出てくるお兄さんが浴衣にゲタで、新宿駅に「カランコロン」と似つかわしくない音がよく響いていた。 二席となりの女の子たちも浴衣に可愛らしい結い髪で、とてもすてきだ。 東京のどこかで七夕まつりでもあるのかと検…
あるはるかのさえぐさです。 今日は本当に本当に危なかった。こまつが起こしにきてくれなかったら完全にアウトだった。10分ごとにかけていたアラームを律儀に全て消していた自分が恨めしい。その律儀さはなんなのか。そこでも性格でちゃうね。 「かわいい」…
仕事場にて。 扉ですれ違うときに、どうぞお先に、と、おじさんに道を譲った。そうしたら、おじさんは私をしげしげと見て、話しかけてきた。 「あなたお名前は?」 「○○と申します。」 「あんたいいことあるよ!下の名前は?」 「(名札を見せながら)××です。…
あるはるかのさえぐさです。 わたしが「あるはるかのさえぐさ」、であることを知っている人のほうが少ない。普段の私は三枝であって、「あるはるかのさえぐさ」ではない。 土曜日に髪をばっさりと切った。慣れ親しんだショート、ベリーショートにした。後ろ…
明日は東京都議選。東京都にお住まいの方には無関係だけれども、どこの駅前も、立候補者の方々の演説で溢れかえっている。 どの人にいれてもいいと思う。この人が良いという人がいるならその人にすれば良いし、いなければ、「この人だけはいやだな」という人…
あるはるかのさえぐさです。 今日もアビバでアビバってきた。諸々の経緯からいま、毎週末アビバでExcelを習っている。基本が終わったので、アドバンスというコースに移ったところ。 アドバンスに移ったら途端に難しくなって、進むスピードがゲキ落ちした。関…
詩や短歌を書く脳みそが黙ってしまった。歴としたインプットをしていないから、季節の移り変わりで体が疲れているから、別のことに心が躍っているから、どの理由もかすりはすれど多分的を得ていない。 いまもこれを半目で書いている。眠くて眠くて仕方がない…
今日のわたしは露悪的だ。変な天気のせいかもしれないし、ホルモンバランスのせいかもしれないし、ただ元々の露悪さが濃ゆく表に出ているだけかもしれない。 向かい側の座席は、7人がけ。足を閉じない族の男性がお2人いるため、5人しか座れない。コロナの影…
あるはるかのさえぐさです。 やっちまったな、という朝です。物理的にやっちまったな、という朝ですな。指は結構前に物理的にやっちまっており、継続しておるものの、付き合い方がわかってきたのでもう良い。お前のことはおれが介抱してやるぞよ。 そこに新…
あるはるかのさえぐさです。 音楽は属人的、に、通ずることを、昨日Radiotalkでライブ配信をして考えた。 その「一曲」に出会い感動を覚え、「まるでこれは私に向かって書いてくれたものではないのかい」と没入するような気持ちを覚える時、その曲を書いた人…
花束を左手に、クリーニング済みのスーツと傘を右手に、前を歩く人がいた。白髪混じりの、すらっと背の高い男性。 一段ずつ階段をあがるとき、ちら、と、左手の花束に目をやっていた。ブーケ。小さなものじゃない。誰かから貰ったのかな。もしかして自分で作…
あるはるかのさえぐさです。 音楽はとても属人的だ、とふと思う。 〇〇さんのドラムはすごいだとか、△△さんのベースはすごいだとか、□□さんの歌声はすごいだとか、何某さんの歌詞はすばらしいだとか、誰それさんのギターはやっぱり違うだとか。 これは、いわ…
「あの人に気をつけなさいね」 という文言を、こんなに聞くこともなかろうという頻度で言われる。 えーさんはびーさんに気をつけなさいね、といい、びーさんはえーさんに気をつけなさいね、といい、しーさんはついに全員に気をつけなさいよ、という言葉を残…
あるはるかのさえぐさです。 唐突ですが、反省と否定はちがいます。反省しているつもりが自分を否定する言葉を集めがちになることは、よくある。さらに言うなれば、反省はもしかしたら社会的には美徳なのかもしれんが、反省しても仕方ないことだってある。 …
あるはるかのさえぐさです。 今日も今日とて東京事変の「音楽」を聞いている。重たいかと思えば軽く、難解かと思えばポップ、でも通底しているのはどストレート(と私には思える)なメッセージ。 林檎さんの三毒史から通ずるような重低音、仏教のモチーフ、で…
雨宮まみさんのことをたまに思い出す。 戦場のガールズ・ライフ http://mamiamamiya.hatenablog.com/ というブログをやっていて、もちろん更新は止まっているのだけれど、いま、読み返していた。 webの連載で、なんだか華やかに笑ったり、着飾ったりしながら…
あるはるかのさえぐさです。 最近自分の布団の薄さを実感している。敷布団のしたに、なんだっけ、アレをアレしているのに、その人が役割を果たしてくれなくなっているのだろう。または、寝返りが下手か。両方か。 入眠時の姿勢は左向きだけどそのうち肺が苦…