およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

七夕はずっと晴れない

そういえば今日は七夕でした。

 

改札から出てくるお兄さんが浴衣にゲタで、新宿駅に「カランコロン」と似つかわしくない音がよく響いていた。

二席となりの女の子たちも浴衣に可愛らしい結い髪で、とてもすてきだ。

 

東京のどこかで七夕まつりでもあるのかと検索をしたけれど、どこもだいたい中止で、祭りがあるから浴衣を着ているんじゃなくて、七夕だから浴衣を着ているのかもしれないなと、ふと思う。

 

お兄さんと女の子たちのおかげで、今日が、2021年の、7月7日であることを思い出したし、7月の7日だから、そうか七夕だって、ちゃんと認識した。

 

七夕に天の川を観た記憶はない。七夕が晴れだった記憶も、残念ながらない。でも、誰が作ったか知らない、一年に一度しか会えない2人が、会える日という物語なのだから、雲があってよかろうと私は思う。だって一年に一度しか会えないのだから。雲があって、誰からも眼差されずに、2人でしっぽり過ごすのがよかろうよ。

 

七夕はずっと晴れない。それが2人の願いかもしれないのだから。