およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

坂口恭平「土になる」読書感想文

不思議な本を読んでいる。坂口恭平の「土になる」。 エッセイというには文調は堅い、と思う。小説ではないけれど、彼の思考はあちこちに飛ぶ。「躁鬱大学」のようなサービスはないけれど、坂口恭平がどんな人であるのか、人柄がわかるような、ささやかな日常…

肉、について思う

煮ても焼いても、と打ったら「食えない」と続く。しかして今週のお題は煮ても焼いても、「肉」とな。 自分の肉について、あまり厳密に気にしたことがない。体に肉がついてくると、同居人が即座に指摘してくれるからだ。なぜか。顔に肉がつくからです。 わた…

にんげん百面相

aruharukano-ofumi.hatenablog.com 冒頭の記事を書いてから1ヶ月経つか経たないうちかで、わたしはまた、まるで別人になった、気がする。そして昨日のわたしと今のわたしも全く違くて、まるで何がなんだか分からない。(二重人格とかそういうお話ではなくて…

素直な気持ち

素直な気持ちになったら、社会に出ていくことが難しくなってしまった。 この場合、素直な気持ちはわたしにとって「害」になるわけで、そうであるなら、素直な気持ちなどいらんことになる。 でも、と思う。 なぜ、素直な気持ちになったらだめなんだろうかと、…

うまくハンドリングできなくてすみません

タイトルは最近聞いた他人の会話。ハンドリングとはこれ如何に。管理って言えよーい。今朝は体をうまくハンドリングできませんでした。申し訳ありません。 秋の風はここちがよい。空気がここちよい。だから余計に「ここちのよくないこと」に過敏になる。 秋…

すべからく入れ替える

人の部屋のソファはなぜこんなにも居心地がいいのだろう。 人の部屋、というか、同居人の部屋なので、同じ家ではあるのだけれど、彼女の部屋は、とかく居心地が良い。 窓からたっぷりと日が差し込むし、風がよく通る。みどりのソファに、観葉植物に、爬虫類…

無のはなし

今朝、起きてすぐ、ずっと気になっているけれど先送りにしていたコードの勉強をした。 「全部わからないのは当たり前」と思って、必要なことだけ書き写して、あとは、もう試しにやってみるだけ、になったら、すっきりした。 3人で集まって、近所のファミレス…

虚のはなし

今朝、黒人男性と目があった。 もうすぐ職場、というあたりで、ということは明け方の歌舞伎町近辺なわけで、黒人男性は座り込んでスマホをいじっていて、彼が見るともなく虚空を見上げた瞬間と、わたしが見るともなく虚空を見遣った瞬間がたまたま合わさって…

愛しのコロちゃんニュースタイル

わたしが2回目モデルナ副反応で撃沈している間に、わたしの相棒コロちゃん(でけぇ掃除機)がニュースタイルになっていた。 いや、本体は前のコロちゃんのままだとすぐわかったのだけれど、機動性、俊敏性が別人になってた。いつもの力加減(かなり力を入れて押…

ホームでブラックアウト、落とし所からはみ出る

モデルナワクチン2回目の副反応により撃沈、接種から今日で3日目なのに吐き気によりダウン。駅のホームで危うくブラックアウト、3、2、1…ダウンですダウンです!はいダウンです! 熱下がったからって油断したらダメじゃった。リハビリ必要じゃったね。2日間…

わたしわたしを取り戻したみたい

2回目のワクチン接種にきている。 前回は祝日だったから電車はがら空きだったけれど、今回は平日月曜日。いくらテレワークテレワークと偉い方が叫ぼうとも出勤しなくてはならない方々は当たり前にいるわけで、とすると、以前と比べてましになったとは言え、…

司書さんの話

同居人との会話で、高校生の頃、学校の図書室にいた司書さんのことを思い出した。 同居人ことこまちゅんはわたしと同じ高校だったので、彼女とわたしが思い浮かべる司書さんは同じ人だ。 こまちゅんは司書さんのことを、「インディアンみたいなひとだったよ…

Siaの歌声

久しぶりにSiaを聞いている。chandelierとaliveを交互にエンドレスで聞いている。 Siaの声は特徴的だ。高音と中音の境目から、高音のとき、彼女の声は「掠れる」。掠れるがしかし苦しそうに聞こえない(わたしには)。 いま聞いていたら、低音のときでも掠れて…

おこころの病院、他人の視線から外れる

ASMRとは呼ばない、BGMと呼ぶのがぴったりの、クラシックだかジャズだかが流れている待合室にいる。 この頃の混み具合からして、恐らくここから2時間は待つだろうなあと、ぼんやり思う。 最初から座って待つことができたのはラッキーだった。それを狙って早…

何があるかわからないからLINE交換しませんか?

タイトルの言葉、文面だけ見たら至極真っ当である。 たしかに、このご時世、何がいつどうなるかわからない。考えたくもないけれど、自分や自分の大事な人、その大事な人の大事な人が流行病に罹ってしまう可能性だってゼロじゃない。本当に「何があるかわから…

レイヤー、レイヤー、レイヤー

眠ったらすっきりした。 お昼ご飯は、ビーノを食べた。大人なので、お菓子がお昼ご飯でも誰にも怒られない。なんならアイスがお昼ご飯でもよいのだ。大人の権利を思う存分実行してやった。 ビーノを食べた後、窓をあけて、タバコを吸った。換気扇の下ではな…

だいじなおてがみ

だいじなお手紙のお返事を、ずっとニヨニヨ考えている。だいじなだいじなお手紙だから、黒ヤギさんばりにむしゃむしゃ食べてしまいたいくらい、嬉しいし、自分の一部にしてしまいたいのだけれど、だからこそ、どんな言葉を返したいかなって、ずっと、お手紙…

フジロックがつらくて見られない

フジロックが辛くて、見ることができない日が来るなんて、思ってもみなかった。 なぜ辛いのか、言葉にしておこうと思う。2021年8月22日、14:53の、気持ち。 フジロックは特別だ。わたしは別に「常連」ではない。直接苗場に行ったことも1、2回あるだけだし、…

生きるための遺書を書くことにした

*長いし内容が重たいから、別のサイトに書いていたのだけど、一晩たったら「別サイトに書いてる意味」がよくわかんなくなったので、ここに載せます。ガハハ。* ○○○○○ これまでのことを振り返らなければならないことほど悲しいことはない。だってそうじゃな…

くそながブログ書きまして

ここには似つかわしくない、長い文章を書きました。こちらから読めます、無料にしました、結局!ガハハ! https://note.com/ofumicycle/n/nb354bc40aa80 はー、すっきりした。 いきましょう。ね。

穴の底から、穴の側へ

あるはるかのさえぐさです。 この前久しぶりに「終電のうた」を歌って気がついたけれど、わたしは、大分前から「立ち上がれないほど叩かれても尚 見つけた光が君の力だ」というようなことを、他の曲たちでも、手を替え品を替え、書いているようだ。 なぜだろ…

おかわりもののけ姫

『賢しらに僅かな不運を見せびらかすな!』 というエボシさまの言葉が、午前中ずっと頭を巡っていた。 昨夜は、おかわりもののけ姫をしようとし、大きな音で見ちゃ悪いなと思い、ヘッドホンで見始めたところ、ただ見ているだけでは聞こえない、森の音が方々…

<業務連絡>いち はじめのブログもこちらに統一しましたヨ

あるはるかのさえぐさです。そして詩人のいち はじめです。 今までブログをふたつに分けていたのですが、あんまり意味がなくなったので、今度からはこちらで全部書きます。 分ける意味、なんであったのかしら。もうどっちも同じ自分だから、いいわ。 どうぞ…

生きる権利

あるはるかのさえぐさです。 とあるものを目にして、非常に辛く悲しい思いをした。これを読んで、わたしが何を見たのか、ぴんときた賢しい読者の方々におかれましては、どうか、その、「わたしが目にしたもの」を、見に行かないでほしい。見に行くことをこそ…

主語がでかいときは

眠たい。とても眠たい。 眠い、よりも、眠たい、のほうが、より睡魔が強いように感じられる。知らんけど。 眠たいから、眠気覚ましに書くとしよう。ココアがよくなかったのかもしれない。血糖値爆上がりである。朝4時前から起きているからかもしれない。その…

1回目モデルナちゃんの本領発揮

あるはるかのさえぐさです。 昨日、自衛隊の大規模接種会場で、モデルナ1回目を終えてきた。打った昨日はなんともなかったし、ちょっと腕痛い?くらいだったし、今朝は念のため痛み止め(解熱剤にもなる)を飲んで、労働して、今。 今、モデルナちゃんがおそら…

口から音を出す

あるはるかのさえぐさです。 口から音が止まらない。気がつけば歌いたくなる。まるで天才ぶってるように見えるがそうではない。ストレスなのだ。この目の前に広がる、立ちはだかる、ただそこにある世界が、現実が、つらく、引き裂かれるような思いがして、そ…

ニアリーイコール「執着」

あるはるかのさえぐさです。 ほっといてもやること、がある。ほっとくとやらないこと、もある。ほっといてもやること、は、恐らく、自分が「好きなこと」なのだろうと思う。 けれど、「好きなこと」だからといって、ただ楽しくあっぱらぱーというわけではな…

予期せぬ恐ろしい事態への、リカバリー

あるはるかのさえぐさです。 携帯電話が突然死にました。一昨日のことです。たしか。たしか、というのは、あまりにも慌てふためいて記憶が定かでないからです。昨日は新しい携帯をケースもつけずに丸腰のまま持たざるを得なかったので、携帯電話が死んだのは…

語りかける

いま、目の前に自分の話を聞いてくれる準備を整えた人がいたとして、一体どれくらいの人が、その人に、話しかけるだろうか。 話しかけたとして、その中の何人が、どこまでのことを、その他者に、語りかけるのだろうか。 わたしは、他人に自分の話をするのが…