およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

2019-01-01から1年間の記事一覧

見えない雨

夕立から逃げるように走って駅に着いた。 駅に着いた途端に雨脚が強まって、屋根を激しく叩く。 たくさん雨が降っているはずなのに、駅構内がとっても明るくて、外の雨が見えない。 音だけが大きく、小さく変化して、雨の存在を伝えている。 私に見えている…

有期雇用と無期雇用

出川哲朗にそっくりな背格好の、出川哲朗ではないおじさんが、颯爽と自転車で駆けて行った。 緑色のTシャツにヘルメット姿だった。 色々と違う点があるのに出川哲郎みを感じる不思議。 8時から開店しているスターバックスに向かうべく、開店直後のPARCO内を…

台風15号の朝

今朝から3回もお腹を下している。 異動先に初出勤なのに、まさかの台風直撃だったからだ。 ホーム上で来ない電車をかれこれ1時間待ったところで、諦めて自宅に帰る。 帰ったところで、結局いつ家を出ればいいのか、状況は変わらず、ぼんやり運行情報を見なが…

公園のお手入れ

公園のお手入れをする人をよく見かける。 植木屋さんなのか、区や市の職員なのかはわからないけど、今日見かけたおじさんは、工業用の掃除機みたいなもので、器用に落ち葉を一箇所に集めていた。 わわわ、わわわと巻き上げられ一箇所に集められてゆく落ち葉…

ネコメンタリーの世界

ネコメンタリーをずっとみていたい。 今日はますむらひろしの回を見た。 美しい庭と猫たち、ものをつくる人。 机に向かって何かを書いている人の姿ってなんであんなに羨ましいのだろう。 ああ、素敵だった。 すぅっと胸に風が通るようだった。

イベント発生

スナック菓子ではなく白米を食べてください、クリーム系のお菓子も今回はそんなに欲していないようです、どうも今回は、「飯」を食いたいと強く思っているようです!ごはんを食べることを躊躇せずに、きちんと「飯」を食べてしまったほうが、欲求が解消され…

「仕事」はよいもの

スラリと手足の長い、長身のお姉さんがヒールを履いて歩いていた。その前を、数人のおばあさんたちが横切る。なんとなしに見ていたら、横切った先頭のおばあさんの帽子の高さが、お姉さんの腰から胸の辺りだった。 あれだけ身長差があったなら、見える世界も…

まるで占いのよう

知らない世界はどこにでもある。 はてなの世界を知らずにここまで来たので、今更はてブの様々な用語に触れて驚きでいっぱい。 色んな人がいるのだな。とても当たり前のこと。 来月末で解雇宣告→同じ社内の別支店への面接→同じ社内のはずなのにあまりにも雰囲…

一周まわっておしゃれとかいらない

もう12件も日記を書いている。よしよし。 天気雨のなか、面接にむかっている。 久しぶりの長袖長ズボンはとても暑苦しい。 ファンデーションをはたいた顔は、なんだか少しだけむずがゆい気がする。 黒いパンツに白いシャツにリュックという出で立ちは、かな…

SABONの暴力にさらされたい

解雇通告の衝撃から数日経ったが、相変わらず弊社にて今日も勤務している。 解雇を言い渡された日は、ショックのあまり、よくわからない買い物をしてしまった。 遅かれ早かれいづれ金がなくなるというのに消費行動にはどめをかけることができなかった。 せめ…

無職にどんぶらこ

送風口から、小鳥が鳴くような声がする。振動で窓枠が揺れ、キュルキュルとかわいらしく鳴いている。 朝9時の日差しは、6時の日差しと全くの別物だとは知らなんだ。 ぎらぎらと照りつける太陽が毛穴から汗を搾り取るようですがすがしい。 安定した賃金や職…

欲望を口に出す

マクドナルドとキャバクラのある雑居ビルは、道をはさんで向かい合っている。 朝マックのはじまったガラス張りの店内と、人気もまばらな街でキャッチに勤しむお兄さんは向かい合っているのに、平行線のままだ。 ぼんやりと思っていることを口に出したら、い…

すずのなる声

うしろの席にいるお姉さんの声がとてもいい。幼さの残る声で自分の子供の話をしてるのが不思議な感じ。生活の話をしている。聞き耳を立てたら悪いと思いながら、ずっと聞いてしまう。 ひとつの生活の話をしている。生きていることの話をしている。 窓の外を…

携帯小説の空に

土日の早朝は夜を色濃く引きずっており、酔客と吐瀉物とゴミがいたるところに散乱しているからよくない。 その点平日の早朝は最高だ。 事業用ゴミ収集は早朝から始まっており、たまったゴミたちを臭気を放ちながら回収していってくれる。 そういえば、2000年…

ツムツムに裏切られる

ツムツムの「CMをみてプレゼントゲット」をタップしたら、水着の女たちが次々とあらわれて、げんなりした。 お尻と、腰つきと、胸と、赤らめた頬と、順番に何人も繰り返されて、順調に今日もまたこころのどっかが痛んだ。 こういうのに胸が痛まなくなる日は…

清潔な肌に汗をかく

言葉は誰にでも開かれている。 言葉は私だけのものではない、当たり前だけど。 そのことに嫉妬する。 私だけに開かれたものであればいいのに、と思う。 そうやってこどものように地団駄を踏んでみたくなる。 バスの外から蝉の声が降ってくる。 梅雨があけま…

ださいTシャツを着て町に出ろ

ださいTシャツブームがきている。個人的に。 一周回っておしゃれ的なことじゃなくて、ほんとうに、ふつうにださいし、ふつうに安物のやつ。 昨日は、うさぎのTシャツを来て1日出かけた。なぜかうさぎがガソリンスタンドを開いており、陽気に客を呼び込んで…

羞恥がヤバの時期

扇風機のまわる音がする。 日中は暑すぎて、エアコンをつけても冷えてるんだか冷えてないんだか、ぬるい部屋でいつのまにか寝ていた。 この前iPhoneにブリトーの中身をぶちまけてしまったせいで外付けスピーカーの片側が壊れてしまった。 地味な壊れ方で、好…

お気持ち察してお化けの住処

こころの中でお気持ち察してお化けが暴れることがある。 お気持ち察してお化けは、自分のことをとにかく肯定したい。 ちょっと時間が経って、ふと冷静になると、とんちきなことを思い詰めていたことがわかるのに、お気持ち察してお化けに乗っ取られていると…

SIAのこと

昨晩のフジロックのSIAは最高だった。 定点カメラでの映像はさながらPVのようで、シンプルで華美でなく、とても美しかった。 ビョークのときもそうだった。内省的に思える音楽で、決してわかりやすさを売りにしているわけではないのに、ああいう音楽がヘッド…

ラジオと天気とセンチメンタル

ラジオをつけると部屋が息を吹き返したような気がした。 部屋の四隅がぐんと広がって、呼吸をはじめたような、天井がぐんと広がって、すうと風が通るような。 他人の笑い声と会話が、みずみずしい。はねて弾けている。とても良い空間だ。 台風がまだ一過して…