およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

SIAのこと

昨晩のフジロックのSIAは最高だった。

定点カメラでの映像はさながらPVのようで、シンプルで華美でなく、とても美しかった。

 

ビョークのときもそうだった。内省的に思える音楽で、決してわかりやすさを売りにしているわけではないのに、ああいう音楽がヘッドライナーになるし、なって当たり前だと思うし、実際目にしたステージもハンパなく素晴らしくて、じゃあ、散々言われた「キャッチー」とか「ポップ」を目指すとか、応援したくなるような活動をするとか、一体何なんだろう。

結果「ポップ」に昇華させられているのであって、それは彼女らの類いまれなるセンスで、根本から「ポップ」だ「キャッチー」だなんて、計って作っているのかな。言外の思考ではそのように思っているのかもだけど、果たして、はっきりとマーケティング的なことで、「このような季節なのでそのようなテイストの曲を次回は作りましょう」とか言っているのかどうか。

言ってんのか。プロだから。そうなのかな。プロってなんだろうな。そんな単純な話じゃない気がする。そんな単純なところに落とし込めるような、音楽じゃあない気がする。