羞恥がヤバの時期
扇風機のまわる音がする。
日中は暑すぎて、エアコンをつけても冷えてるんだか冷えてないんだか、ぬるい部屋でいつのまにか寝ていた。
この前iPhoneにブリトーの中身をぶちまけてしまったせいで外付けスピーカーの片側が壊れてしまった。
地味な壊れ方で、好きなラジオを聞くときに、パーソナリティの声がちょっと割れる。
音楽が流れている時は気にならない程度の劣化。
ラジオは、パーソナリティのひとの「声」が好きで聞いているところがあるので、ちょっとショック。
仕方なく、この数日はイヤホンで聞いている。イヤホン越しなら、いつもの好きな「声」だ。
仕事中ふと、通っていた専門学校の先生を思い出した。
その人の授業は、適度に緊張感があって、自分の頭で考えていることを外に出すことの面白さを教えてくれたように思う。
妙な人たらし感のあるひとだった。
自分が育った環境とは全くちがうベクトルの人生を歩んでいるひと。
いま何をしているんだろう。
検索すればいくらでも出てくるんだろうけど。
いまは、どうやら、執着が強くなると同時に、得体の知れない不安が強くなる時期。だから、すぐいろんなこと忘れるくせに、妙に昔のことを思い出しては、頭をガンガン岩に打ち付けたくなっている。
羞恥がすごい。羞恥がヤバである。
今まで出会ったひとの記憶からわたしのことを一切合切消してほしい。
そんなことしなくても誰も覚えてないですよ、と思えるまでに、あと何日かかるかな。