およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

暴力的な眠気を防虫剤で覚ます

詩や短歌を書く脳みそが黙ってしまった。歴としたインプットをしていないから、季節の移り変わりで体が疲れているから、別のことに心が躍っているから、どの理由もかすりはすれど多分的を得ていない。

 

いまもこれを半目で書いている。眠くて眠くて仕方がないのだ。足元、つま先に眠気が溜まっているのがよくわかる。よく起きられたもんだ、というくらい、寝起きに苦労した。どれだけ早く寝ようとも関係はないのだ。朝日が昇らないだけでこうも眠いのかと驚くほどの、眠気。たかが10分仮眠したところで、スヌーズを何度繰り返したって意味がないことを経験からしているので、こういう時は、とにかく起きて、動くしかない。

 

えいや、と起き上がり、口の中を傷だらけにしながらシリアルと苦いコーヒーを飲み、雨の中を歩いてきて目が冴えたのに、中央線のソファの座り心地の良さたるや。こういう隙を眠気は逃さない。すぐにつま先から目元まで忍び寄る。眠い。暴力的に、眠い。

 

せめてもの救いは、隣のおじいさんから、箪笥の防虫剤の薫りがするところ。もっと強くてもよかった。なんか目が覚める感じがする。防虫剤に目覚めを期待する朝。もう、目的地に着きそうだ。あと5分、目を開けていられるだろうか。