花束を左手に、クリーニング済みのスーツと傘を右手に、前を歩く人がいた。白髪混じりの、すらっと背の高い男性。 一段ずつ階段をあがるとき、ちら、と、左手の花束に目をやっていた。ブーケ。小さなものじゃない。誰かから貰ったのかな。もしかして自分で作…
あるはるかのさえぐさです。 音楽はとても属人的だ、とふと思う。 〇〇さんのドラムはすごいだとか、△△さんのベースはすごいだとか、□□さんの歌声はすごいだとか、何某さんの歌詞はすばらしいだとか、誰それさんのギターはやっぱり違うだとか。 これは、いわ…
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