およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

引き続き「音楽」

あるはるかのさえぐさです。

 

今日も今日とて東京事変の「音楽」を聞いている。重たいかと思えば軽く、難解かと思えばポップ、でも通底しているのはどストレート(と私には思える)なメッセージ。

 

林檎さんの三毒史から通ずるような重低音、仏教のモチーフ、でもちゃんと今に即して一曲は短く。即効性有用性はこちらに委ねられており、何度もリピートしている。

 

一曲が良い、というよりも、全体が良く、最初の曲を再生したらできれば最後の曲まで聴きたく、エンドレスで繰り返すなら全体を、と欲してしまう。

 

どのバンドともちがう。どの音楽ともちがう。私たちが想像するよりうんと前から作り始められていたであろう(または結構すぐ作って出してたりして)このアルバムは、エンパワメント、というよりも、Adoの「うっせぇわ」に通ずるというか、「こちらはこちらで矜持を持ってやっておりますので、ガヤは黙ってて」というような。それがぐるり廻ってエンパワメントになっているというか。

 

だから最近の林檎さんが好きなんだなあと思う。昔も大好きだったが、今の方がもっと好き。いまこの時代に共に息をしている感じがするから。やっていること、ぶっ飛んでいるはずなんだけどなあ。Mステで披露していた「銀河民」の衣装なんて、わしが小学生だったら、意味不明なまま目を奪われていたと思うよ。そして忘れなかったかもしれない。時限爆弾のように、あの夜仕込まれた爆弾がいつか自分の中で起爆したときに、はじめて「音楽」が鳴り始めて止まなくなっちゃうかもな。