およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

マスクと花粉症

今日は冬の日。12月の気温だそうだ。窓を開けたら冬の匂いがした。今日はそう感じたひとも多いに違いない。

 

鼻がつんとする。というか、ずっと鼻からうっすらと血が出ている。つんとするという感慨にふけっている場合なのかどうか。多分花粉症なんだろうと思う。春のほうがひどいけれども、秋の花粉にもどうやら反応しているようだ。ほんの1、2年前までは、花粉とは無縁の、「原始人」を名乗っていたというのに。体内の花粉総量(?)を超えると、アレルギーを発症するって言われるけれども、本当にそうなのだろうか。からだの中に蓄積する花粉たちを想像する。そうして満杯になる花粉のつぼ。うむ。

 

鼻がつまる感じがして、よく鼻をかむのもよくないのかもしれない。鼻をかむとうっすら血がつく。うむ。毎回のことだからもうあんまりおどろかないけれど、痛みを感じていないときも、鼻のなかでは何かが壊れたり、傷ついたり、炎症して治そうと試みたり、忙しくしているのだなあと、思う。体内の機能に感心する。

 

この秋は花粉の量が多いそうだ。マスクをずっとずっとしているから、昨年との比がわからない。マスクはこれから先はずすことがあるのだろうか。コロナがこのあとちゃんと収まってくれるのだろうか。収まったとて、人々は、わたしは、マスクとアルコール消毒を手放すことはできるのだろうか。家を出る時はマスク、家に帰ったら手洗いうがいとアルコール消毒、ほぼこの動作が自動化されている自分のからだを省みる。このあと、こういうことがない日常は来ないかもしれないなあ。起きたことのあとには、別の日常が、静かに待っている。

 

秋の花粉が多いことの証左として、顔のかゆみがあげられるかもしれない。乾燥によるもの、とも考えられるけれども、部屋の中にいても、鼻から血が出るとともに、顔がかゆい。大した外出をしていなくてこうなので、お外にいたらもっとかゆいのかもしれないし、反対に、お外にいたらマスクをしているので、顔はかゆくないのかな。どうだろう。

 

日々、じっくり暮らしていくと、かように視点はどんどんミクロの世界になってゆく。大きな出来事ではなくて、自分の身の上に起きたちいさなちいさな出来事をひとつずつ拾ってゆく。今はそういう時期なのだろう。またお外で働けるようになったなら、わたしの視点は変わってゆく。起きたことのあとには、別の日常が静かに待っているのだから。