ビタミンB12、だいたい全員勝てる

あるはるかのさえぐさです。

歩き出す前にAirPodsを装着する。音楽を再生する前に公園の樹が、葉が擦れる音が聞こえた。One Last Kissの最後の歌詞とリンクしてマスクの中でニヤニヤした。

アップダウンが激しい。でも今週体の疲労がマシなのは、職場の先輩から「疲れにはビタミンEとビタミンB12！」と教えてもらったからかもしれない。バネ指を体の中から直す的な話の流れでくれたアドバイス。とりあえずビタミンB12どころか、とりあえずビタミンB系なんでも入ってますん、みたいな錠剤を毎日飲んでいる。でっかい錠剤。なぜかオレンジ。ビタミンといえば、この色なのかね。

幼稚園みたいだな、と思う職場でも、こうして知恵を授かることがある。だいたい本当に幼稚園みたいなんだけれども。

今からとっても、ひどいことを言うけど、最悪私が本気出してフルスイングで体当たりしたら恐らく勝てるだろう年齢の方々ばかりの職場なのだ。助走つけて半分回転しながら体当たりしたらたぶんだいたい全員倒せる。だからなんだか、誰が誰のことを悪く言おうと、「でもなあ、この人たち、私が本気出してぶん殴ったらなあ、たぶん勝てるしなあ」みたいな気持ちで見ているし、話を聞いている。

わたしが今こんな気持ちでいられるのは、まだ入って間もないからかもしれないし、だいたい毎日自分の仕事で必死だからかもしれない。

それぞれの良いところが見えなくなるのは、それだけ彼ら彼女らには、余裕があるのかもしれない。

ものすごく道徳的にアウトなお守りだけど、「フルスイング半回転体当たりでだいたい全員倒せる」は、わたしのお守りなのかもな。