まだ物語のなか
劇的に調子が悪く、仕事に行けていない。
涙がたくさん出て、あたまもまわらない。
とにかく眠りたくて、18時から布団に入っていたら、0時に目が覚めてしまった。
うまくいくといいな、と思って、仕事たのしいな、と思っていたのが、ほんの4ヶ月前。
いつか司書さんの資格を取れたらいいな、と、夢見ていた。
今日のわたしは、1日働きに行くことさえ辛く、先のことを何も考えられない。
ただただ怖くて、怖くて、不安に勝てなくて、家から出ることができない。
うまくいかないねえ、と、同居人が背中をさすってくれた時、嗚咽が止まらなかった。
うまくいかないなあ、と、本当に思う。
どうしてこうなっちゃうんだろうなあ、と、本当に思う。
心のサインが強烈すぎて、現実的な生活が壊れてゆく。
つくづく、病気になんて、ならないにこしたことはないな、と思う。
あっさりと諦めがつくかと思っていたら、そんな簡単なことじゃなかった。
ちゃんと仕事に慣れてゆけるかと思っていたら、それは至極難しいことだった。
ソファに腰掛けて、窓の外をぼんやり眺めていた昼間、夏のような空で、雲がわさわさしていて、ああもう、このままここで、空を見続けていられたら、どんなにいいだろう、と思った。
いまはもう、空は、夜の中に埋もれてしまった。昼間のあの空は、いまここには、いない。