およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

小さな鳥たちの読書会

あるはるかのさえぐさです。

 

昨日は半グレ(半休とも言う)して昼間から家にいた。radiotalkの、槙野さやかさんの、「小さな鳥たちの読書会」をまとめて聞く。テーマは「暴力とケア」と、「みじめさ」について。それぞれのテーマについて、槙野さんとお相手の方が、それぞれに合うと思った書籍を紹介しつつ、語り合うラジオ。

 

濃くて、遠慮がなく、品があり、そして何よりたのしそうで、豊かな時間だった。自分が読んだことのある本もちらほらあり、槙野さんはこう読み取るのか、お相手の方はここからこのように掬いあげるのか、ということが、新鮮で、そして心地よく、リピートして聞いた。

 

槙野さんのフィクションは素晴らしい。間違いなく私の文章は、槙野さんの影響を受けている。その槙野さんを作り上げたものたちを、つまびらかに、楽しそうに語る「小さな鳥たちの読書会」は、わたしにとって、宝石のようだった。

 

いつか本当に「読書会」ってやつに行ってみたい。語る言葉は、世俗と本と、ほんとうだと思うことを行ったり来たりしてもよく、そんな芳醇な時間を味わったらいったいどんな気持ちになれるんだろう。わたしにとっての「ほんとうのこと」を、誰かと語ってみたい。