およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

自分で選んでいないものに形作られる

あるはるかのさえぐさです。

 

最近の通勤音楽遍歴は、Adoちゃんの「うっせぇわ」からのKing Gnuの「三文小説」がマストだったけど、昨日、以前の職場の先輩におすすめされて、これを聞いてる。

https://music.apple.com/jp/album/hottest-lover/1299618583?i=1299618717

 

すごく好きでないけど不快でもない。中間の気持ちになれるようなものに身を委ねることの豊かさを知った。好きか嫌いか0か100かじゃなくていい。こういう日もあって良いのだなと思う。

 

今朝は現代詩を読んできた。わかるものもあればわからないものもある。そこにわたしは胸が空く思いがあることを思い出した。

空白の豊かさ。決めきれないものから感じ取っている何か。

 

自分が自分で選んで自分を形作ってるもの、だけで世界はできてない。選べなかったもの選ばなかったもの唐突にぶつかったもの行かざるをなかった場所身を置かざるをえなかった環境去った場所いなくなった人新しく出会う人新しく出会うもの忘れていったもの。曖昧な上に立っている。私は曖昧なものの上に息をしている。

 

そういえば、最近父方のばあちゃんと文通しており、前回、そこに、親には言えないようなかなり本音に近い弱音を書いた。「こんな仕上がりになって、育ててくれた両親に申し訳ない」というようなこと。

いつまでも少女みたいなばあちゃん、いつも手紙はだいたい同じことしか書いてないのにこの時ばかりは違った。

 

「その悩みは、結論から言うと、無駄です」

 

ピシャリという音が文面から聞こえてウケた。不思議と傷付かなかった。私に、ばあちゃんの気持ちが伝わったからだと思う。そうね。無駄ね。今を生きるしかないのだもの。これからを生きるしかないのだもの。

 

今日も一日やり過ごそう。やり過ごす渦中の人々すべてに、今日の一日が、どうか少しでもやさしいものでありますように。