およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

ちゃんと悔しい

今年の中原中也賞が発表されていた。

10日近く前に発表されていたのに今更気がつくなんて、呑気なもんだ。

 

呑気だけども結果を知ったらちゃんと悔しかった。最終選考に引っかからないかなって思ってたから。

 

言葉は言葉だ。他人と比べるものじゃないしましてや評価を言わんをや。自分のTwitterのbioにもちゃんと「わたしはわたしのために言葉を書く」って言っているけど、それと悔しいは両立する。完全に両立する。わたしの正体は美しくないんだなあと思う。

 

ぱっと目につくような者に生まれ落ちることができなかった。詩はそういう世界じゃないから良いと言っておきながら、わたしはやはりぱっと目につくように生まれ落ちたかった。

 

もう一回書けんのかな?いつかまた書き出すのかな。選ばれなかった何百名の方々の中には今回のことで言葉を書くことから離れる人もいるのかな。

 

どうだろう。詩人はしぶとい気がする。言葉を乱暴に使わないだけで。しぶとくしぶとく、言葉にしがみつく気がする。泥水すすっても書きたければ書く気がする。

 

そんなの今時流行らないのか?

知らねーよ。おれは認められたかった。現金なこともいうと賞金だって欲しかったよ。おれの言葉でお金をもらってみたかった。

そんなの今時流行らないって?

 

知らねーよ。おれの気持ちはおれの気持ちだ。あなたの気持ちはあなたの気持ち。言葉は言葉で、こうやって、今の自分を虫眼鏡みたいにちゃんと見てくれる。

 

だから結局言葉を頼りに息をしてる。歯切れの悪いおれも今日のおれ。書き留めておく。忘れない。