およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

ぱっと消えた人、待つ、待つ、待つ

遠くに行った人と連絡が全く取れなくなった。仕方ないんだと思うけど、さみしいなと単純に思う。どこかでちゃんと生きてるはずと思うけど、それをこの目で見られるのはいつになるのか、わからない。またあの顔が見たいんだけれど。また話したいのだけれど。

 

話ができる、会えるというのは、相互の合意があってこそのことだ。片方がぱっと消えてしまったら、合意のとりようもない。話した記憶、言葉だけ、たまに私の中でわんわん響いて、顔を思い出して、この前似た人を見つけて、びびって逃げた。

 

LINEもやめて、メールのアドレスも変わってるのか宛先不明で戻ってきて、こんなことなら、あの日人違いでいいから話しかけたらよかったなあ。でも、そしたら向こうが嫌だろうなあ。

 

待つしかない、時間が解決してくれる、というのは往々にしてあることだ。大人になればなるほど、そうした物事は増えていく。昔は待つなんてできなかった。でもそのあと、わたしは待った。これは先に書いたぱっと消えたひとに対してのことではない。待つなんてできなかったわたしが、待つしかない、と思って過ごした時間は、思ったより長かったのかもしれない。

 

もう待たなくていいと、誰かに言われている気がする。もう待ちたくない、と、言っているような気もする。どっちも同じ分量で、わたしをどこかに引っ張っていこうとしている。

 

もう十分待ったよ。

 

そうやって言葉をかけてくれる、それが正解と言ってくれる、何かを待ってる。