およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

手紙

こんにちは。
突然すみません。
お父さんとお母さんに、伝えておきたいことがあって、LINEしました。

お仕事中にごめんなさい。

わたしの健康のことと、これからのことについて、話しておきたい、難しいと思うけれど、わかってもらえたら、ありがたいなあと思って、これを書いてます。

わかってもらえなくても、伝えるだけ伝えたいと思ったので、わたしの自分勝手だけれども、このLINEを送ります。

まず、わたしは今、鬱と、「不安障害」という病気です。かれこれ2年くらい、病院に通っています。

実は、つい最近まで、働くことができなくて(隠しててごめんなさい)、やっと、いま復職して、図書館で働いています。障害者手帳を取得したので、障害者雇用として、働いています。障害年金も、もらえることになりました。
もうバンドもやっていません。

お母さんとお父さんに、一生懸命育ててもらったのに、こんな風になってしまい、ごめんなさい。お母さんやお父さんが、精一杯育ててくれたのは、本当によくわかっています。

でも、わたしの持って生まれた気質が、とてもとても不安になりやすく、それで、事あるごとに色んな症状として現れてしまう、ということなんだそうです。不登校になったり、自分のことを傷つけたり、全部、そういう出来事も、この不安障害から来ていたようです。

なので、わたしはこれから、この病気と付き合っていく練習をしなくちゃいけません。

まずは、なるべく長く働けるように頑張るところから、やっていかなきゃいけません。

一生付き合っていかなくちゃいけないのか、どこかでケロッと治るのか、それは私にもわからないです。

でも、事実として、わたしが病気であることは嘘じゃないので、わかってくれなくてもいいから、「気のせいだよ」と言わずに、受け入れてほしいと思っています。

そのうえで、こんな状態なので、いい歳であることは充分わかっているけれど、とてもじゃないけれど、結婚も、こどもを産むことも、出来ないと思っています。

自分ひとり満足に生活させることも上手にできないのに、結婚や、子どもを産むことは、とても想像できるものではなく、今のところ、結婚も出産も、したくないなと思っています。

せっかく一生懸命育ててもらったのに、こんな風になってしまい、孫の顔も見せてあげられず、本当に本当に、ごめんなさい。お母さんもお父さんも、悪くないのに、人並みの親孝行をしてあげられなくて、ごめんなさい。

だけど、この病気とちゃんと付き合って、なんとか働いて、生きていこうと思っています。
なので、どうかそのことだけは、認めてほしいと思っています。それから、こういうわけなので、本当にわがままだけれども、結婚や、出産のことを、あれこれと言わないでいてもらえると、本当にありがたいです。

自分が1番、自分の人生の情けなさをわかっているので、出来そうにない結婚や出産のことを言われると、どうしても、傷ついてしまいます。情けなくて、本当にごめんね。

孫の顔は見せてあげられないと思うけれど、わたしは、お母さんのことも、お父さんのことも、とてもとても大切に思っています。
2人のことを、大事にしたい気持ちは本当のことなので、それは、認めてもらえたら嬉しいです。


せっかく一生懸命育ててくれたのに、普通になれなくて、ごめんね。その分、できる限り、2人を大事にするので、どうか、「気のせいだよ」と言わずに、病気であるわたしを、否定しないでほしいです。


突然長々とごめんね。
わがまま言って、申し訳ない。
読んでくれて、ありがとうございました。