およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

新しいことが始まった

新しいことが今日はじまった。

ここまで長かったけど、今日までなんとか、「休むこと」をしてこれた。

 

これもひとえに、一緒に住んでくれている2人のおかげと思う。ひとりだったら、ちゃんと休むこともできなかった。

 

2人が居てくれても尚、この期間、泣いたり、うろうろしたり、泣いたり、パニックになったり、泣いたり、していた。それでもなんとか、最近は休むことがどういうことかわかってきて、デジタル時計をみても、焦燥感に駆られることはなくなってきた。

 

時計がずっと怖かった。

膨大に横たわる時間を前にして、一体何をすれば時間が過ぎてくれて、早く眠ることができるのか、ずっとそればかり考えていた。

 

でも今は、もうわかっている。

何もしなくても、時間はちゃんと経過する。じっとしていれば、時間のほうから、わたしを迎えに来てくれる。迎えに行こうと焦らなくても、じっと体を横たえているだけでも、朝は昼になるし、昼は夜になるし、夜はまた、朝を連れてきてくれる。

 

こういう当たり前のことに、やっと身を預けられるように、なった。ここまで長かったなあと思う。

 

そして今日、新しいことがはじまった。今日を迎えることができて、とても嬉しい。濃い時間を過ごすことができた。興味深い事柄に対して、久しぶりに胸の高鳴りを感じた。まだこんな気持ちが、ちゃんと体の中にあったんだと思ったら、胸がいっぱいになった。

 

勉強したいな。勉強したら、あの人みたいに、深い洞察をもって、物事を語ることができる人になるのかな。見知った事象が、みるみる形を変えて、水を得た魚のように、耳に吸い込まれた。あの人の語る言葉が、生きた言葉だったからだ。勉強している人、というのは、かくも面白いものなのか、と、話す言葉ひとつひとつから目が離せなかった。本当に面白い時間だった。

 

実際の、これから立ち会う現実たちには、直接役に立たないことかもしれない。でも、彼女が話してくれたひとつひとつは、これまでの歩みがあって、これからの未来に繋がっていて、答えのない、考え続けたい「問い」だった。

 

 

あんな風になりたいなあ。勉強したいなあ。

こんなふうに思えた今日は、新しいことを始めた日に、ぴったりの一日であるよ。