およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

毛布をたくしあげながら

今週のお題「あったか~い」とな。すぐ思いつくのは「お風呂」だけれども、わたしは入浴時間がものっすごく短いので、あんまり「お風呂」について書くことはないなあ。

 

冬になると、アイスカフェラテがホットカフェラテになり、冷たい緑茶が温かい緑茶になり、冷たいほうじ茶が温かいほうじ茶になる。飲むものが、まず変わる。

 

今日時点での体感としては、まだまだアイスカフェラテも冷たい緑茶もほうじ茶も、出番あり。いま飲んでいるのも、冷たいほうじ茶だ。

 

寒い日に、温かいものをあたたかい部屋で飲むと、本当に気持ちが良い。いや、こう書いていてふと思った。あたたかい部屋でつめたいものを飲むほうが、贅沢を感じられるかも。

 

心も体もぬくぬくに、というと、毛布や羽毛布団を首元までたくし上げながら、本を読んでいる時間のことかなあと思う。想像するだに心地よいし、たのしい。

 

最近、とんと小説を読んでおらず、人文系の本か、詩の本ばかり読んでいるので、そろそろ小説を読んでみようかな、と思っている。たぶん、小説を読む体力がなかったのかもしれない。物語の筋をおってゆくのには、体力がいる。心も動かされるし、結末が気になると読むのを止められなくなるけれど、読むには体力がいるので(体力、必要ですよね?)、限界がある。そうすると、続きが気になりながら煩悶とする時間が生まれて、うぅ、うぅ、続きが気になるよう、でももう今日は読めないよう、という時間が生まれる。

 

わたしはこの時間が苦手みたい。つまりは、「気になることを一旦そのままにしておく」ということ。不安障害の正体はこれなので、気になることがあっても一旦棚上げしておくことができるようになれば、半分は治ったみたいなものなんですよ、と、昨日先生に言われたのだった。

 

確かにそのとおり。この1ヶ月を振り返るに、全てはこの「気になることを一旦そのままにしておく」ができなかったばっかりに、ひとさまにご迷惑をおかけしまくっていたわけなのである。とほほ。

 

次の診察日までに、さてさて、じっとしていられるかな〜と、先生はニコニコしていた。わたしのことを本当によくわかっていらっしゃる。どうでしょうね、ほほほ、と笑って退室した。

 

「待つ、ということができるようになったら、半分は治ったようなもの」

 

これはお守りのような言葉だな、と思う。お守りにして、毎日ぶつぶつ唱えよう。待つ、ということの訓練をいましているんだよ。そういう毎日を、あと1ヶ月送ろうね。そうして過ごしていく先に、きっと、今とはちがう今日があるんだよ、と、心の中でひとりごちている。