ターニングポイント
特別な日、というのは、ある日突然やってくる。過ぎ去ってしまったら忘れてしまいそうだから、今日ここに、残しておこうと思う。
昨日、目の前に、新しい扉が現れた。そんなつもりもなかったところから、繋がりがうまれて、今までだったらしなかった、「自分にはできるスキルは今はないかもしれないけれど、それでも、やってみたい」と、えいやっとその扉をノックしてみた。そうしたら、扉の向こうはとてもやさしく、丁寧に私の話を聞いてくれる人がいた。
仕事は仕事だから、慈善事業ではないから、何もできないままではきっと、この扉は閉じてしまうのだと思う。掴んだ運を、縁に変えていくために、わたしはいま、動くときなんだと思った。
岩のように動かない自分にはとても珍しいことで、慎重に慎重に自分の「背丈」を測っては、「これくらいしか自分にはできないだろう」といつのまにか思っていたのに、どうしてこんな行動ができたのか、様々なタイミング、大事な人からの言葉があったから、としか言いようがない。
動くならきっと今なんだ。それが肩透かしで終わったとしても、この気持ちを持つことができたという事実を、忘れたくないなと思った。
そして今朝、母から誕生日おめでとうのLINEまで来ていた。消えてほしくないから、メモに貼りつけて、保存した。もしかしたら私は、私が思っているよりもちゃんと、大切にされていたのかもしれない。
2021年5月11日と5月12日は、私のターニングポイントだ。たぶん、そんな予感がする。そんな予感を持てることが、ただただ、嬉しい。