およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

こども、こども、こども

世界の全てを救うことはできない。だのに、私は、「いま、他人が他人から痛めつけられているかもしれない」「いまから、他人が他人を痛めつけるかもしれない」という状況にとてもとても弱い。

 

世界の全てを救うことはできない。できるわけがない。何度言い聞かせても、どうしても目が、耳が、頭が、その状況を想像しては、こころがぎゅっとなる。

 

ベランダからちいさな公園に聳える樹木が見える。秋にはどんぐりをたくさん落とすその樹木は、いまは緑にたたえられている。こどもとこどもとこどもの声が響く。歓声、嬌声、声、声、声。わたしにこどもはいないけど、どうかこの子達が、辛い目にあいませんように、健やかに生きていける社会でありますように、とぼんやり思う。

 

世界の全てを救うことはできない。絶対にできない。だからせめて、せめてと、こどもとこどもとこどもの声に、耳を傾けている。