雨、平年並の気温、モッコウバラ
あるはるかのさえぐさです。
今日は、雨はあがるって予報で見たような気がしたけど、一日中ぽつぽつ、ざあざあ、ぽつぽつ、と降ったり止んだり。帰る頃には曇り空だった。
今日は平年並の気温です、という文言も、天気予報で見た気がする。平年並。平年並って、どこからどこまで含めて、あいだを取ってるんだろうなあ。平年並。平年並におれも入れてくれ、って、そういう言葉が頭に浮かんで消えていった。
帰り道のモッコウバラが雨露で濡れてきれいだったな。桜は終わってしまったけど椿はまだいる。商店街にある魔女の店(わたしが勝手にそう呼んでいるだけ)の看板猫が、外によく出ているのでやはりもう春なのだ。
今日は寒い気がしたけれど、これが平年並。毎年毎年忘れて出会う平年並の春。たった一度きりの。