およぐ、およぐ、泳ぐ

不安障害です。日々のことを書いていきます。

とびらをあけて

あるはるかのさえぐさです。

 

緊急事態宣言は解除されたけど、東京は、飲食店は9時までの営業、らしい。らしい、というのは、一時期血眼になって見ていたニュース、SNS、ラジオ、東京都のホームページを見なくなったから。

 

見なくなっても、誰かの口から情報入ってきて、また、わたしの耳から耳へ出てゆく。

 

夜明けの時間が早くなったこと、桜がもう満開なこと、冬用のコートの出番は終わったこと、日々の仕事に慣れてきたけど体力はまだついていないこと、右腕の筋肉ばかり発達していること、春の日差しはもはや夏の日差しのそれ、何も塗らなければ焼けてしまうなとぼんやり思うこと、毎月何回もライブをしていた自分はずいぶん遠くにいること、いまのほうが毎日毎日音楽を聴いていること、まるで高校生の自分に戻ったように感じる日と大人になってしまったとしか思えない日を行きつ戻りつしていること。

はっきりわかるのはそれくらい。

 

その合間に、誰かの、何かの、メッセージがぽんと、胸に届いて響くことがある。

それだけは、はっきりわかる。

 

わたしのとびらはあいているのか、しまっているのか、半開きか。冬の風じゃない春の風がバタバタいっている。バタバタとびらを、行きつ戻りつ、させている。